前回、関数(ファンクション)とは01の説明をしたので実際スクラッチでやるとどうなるか、説明していきます。
今回はスプライト(ネコ)が回転するという動きを、関数で作りますが、もちろん関数を使わなくてもできます。

・関数(ファンクション)ブロックの定義
・関数(ファンクション)の作成
・引数の作成
・引数の使い方
・関数(ファンクション)のメリット

・関数(ファンクション)ブロックの定義について

スクラッチの左、コードの左下にある
「ブロック定義」を開いてブロックを定義していきます


ブロック名は「回転する」
引数名(数値)は「回転数」
ラベルのテキスト追加「回転」にします

・関数(ファンクション)の作成

今作った定義にブロックを足して、「右回転する」動きを作ります。
ブロック定義以外は、初めてだと難しいかもしれませんが、繰り返しと角度などの簡単なブロックなので、
上から読んでいくと、動きのイメージは付きやすいと思います

・引数の作成

ここで言う「引数」とは「回転数の値(回数)」を言います。

これだと
「スペースキー」を押したら「1」回、関数を実行します。

・引数の使い方

ちなみに回数を増やしたかったら

「1」回を「2」回にするだけです。
今回は「回転」という動きを何回するかという「引数」にしてるので
「引数」を10にすれば10回転、50にすれば50回転します。

・関数(ファンクション)のメリット

数が多くなったり、複雑なプログラミングになってくると
・定義名を見ると「何の」プログラムか分かりやすい
・修正・変更がしやすい
などがあります。
なれてくれば、ブロックを読んだら、動きの予想がつきますが、初めて見る人には
「このブロックは回転の動きをするんだ」と分かりやすいです
また、回転スピードを変更したい場合
関数の中の「繰り返し」と「回す」の数字を変更すれば変わります

変更箇所
・「12」回繰り返す→「36」回繰り返す
・「30」度回す→「10」度回す
ちなみにこの「繰り返しの回数」と「度数」は
1回転が360度なので
・「12」回×「30」度=360 ・「36」回×「10」度=360になります。
「回転する動き」は同じなのですが「回転するスピード」が変わります。
なので定義名も「スロー回転」としています。

このへんは、言葉で見るより、作ったり動画で見ればよく分かるので
只今、動画を準備している段階なので、いずれユーチューブにアップしていこうと思います!