KIDS TECH LABではプログラミングだけでなく何かを学習する際に身に着ける知識は 「定型的知識」「概念的知識」「論理的思考力」の3つに分類されると考えています。

3つを簡単に説明すると下記のとおりです。

定型的知識とは数学で言うと公式や国語で言う漢字の書き方などに該当する形の決まった知識です。

概念的知識とは形の決まっていない知識です。例えば「関数とは」「ベクトルとは」「主語とは」「述語とは」といった物事の概念です。

論理的思考力とは定型的知識と概念的知識をうまく使う力です。

例えばスクラッチを学習する際はこのように分類されます。

<定型的知識>

・ブロックの並べ方等の操作方法

・ブロックの種類

<概念的知識>

・座標とは何か

・乱数とは何か

・条件分岐とは何か

<論理的思考力>

・キャラクターを思い通りに動かす

・ゲームを作る

・プログラムを修正/改造する

論理的思考力は定型的知識と概念的知識がない状態では発揮することが出来ません。更に概念的知識は定型的知識をたくさん経験することで形成されます。

ですので、プログラミングを習得する際はただただ本を読んでプログラムを作成するだけでは非効率です。サッカーで言うとボールの蹴り方、ドリブルのやり方、サッカーのルールを知らないのにいきなり試合に出ているようなものです。何事も基本となる知識はまず習得してから応用に進むべきです。